【映画】『Make us dream』
サッカーはお好きですか?
私は好きなのですが、こういったスポーツのドキュメンタリーはさらに好きです
この映画はイングランドの名門サッカークラブ、リバプールとスティーブン・ジェラード選手がともに歩んできた軌跡を描いた映画です。
ジェラード選手は端的に言うと地域に根ざした選手です。リバプールに育ち、クラブのトップチームにまで上り詰め、数々のプレーで人々を魅了してきた。言うなれば「リバプールっ子」です。
そしてリバプールは今や圧倒的な攻撃の強さを誇るチームですが、この映画が描くのは今より少し前の時代。
昔から国内リーグやカップ戦の優勝を果たしてきた強豪ですが、1989年にイングランドのスポーツ史上最悪の事故とされる「ヒルズボロの悲劇」が起きたことでクラブは深い傷を負ったように低迷期を迎えます。
クラブが味わってきた苦渋やジェラード選手が背負ってきた重責。しかし彼とリバプールの人々はともにあった。そこにこそリバプールの魅力が光り輝くのです。
私はジェラード選手のロングシュートに魅了された者なのですが、リバプール人からすればもっと思い入れがあるのかなーなんて思いながら見ていました。自分の街から世界の頂点に上り詰める彼の姿は崇拝の対象だったでしょう。make us dream(夢を見させてくれ)というのもファンからの願いのようなタイトルです。
スポーツには人一人に自分の思いを乗せてここまで熱狂させる力があるんですね。
ただ選手の立場からすれば、サッカーができれば良いという個人の願いで終始すれば良かったのが、いつの間にかファンの期待も背負い込むことになってしまう皮肉さがあるんじゃないかなと思わされたりもしました。
映画のこと書くのも初めてだったのですが、好きな選手、好きなサッカークラブの映画だったものですからつい紹介しました。
読んでいただきありがとうございます
ではまた!