kitaabooksの雑記林

どこにでもいる大学生が読書感想文を書くのであります。

八十日間世界一周

今度は友達からすすめられたものを読んでみた。 友人からの助言をもとに本を読むと自分の趣味や傾向では手に取らなかったような本に出会えるのでたまに聞いたりする。 SFの父とも称されるジュール・ヴェルヌの作品。『八十日間世界一周』である。 イギリスの…

人間たちの話

柞刈湯葉(いすかりゆば)のSF短編集『人間たちの話』 人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA) 作者:柞刈 湯葉 発売日: 2020/03/18 メディア: 文庫 この表紙のゆるい感じのイラストからカバー買いしてしまった。 あと、手軽にサクッと読みたい気分だったので短編集が…

わたしの外国語漂流記: 未知なる言葉と格闘した25人の物語

外国語に触れる全ての人に読んでほしいという本を紹介します。 『わたしの外国語漂流記: 未知なる言葉と格闘した25人の物語』 わたしの外国語漂流記: 未知なる言葉と格闘した25人の物語 (14歳の世渡り術) 作者:松村圭一郎,佐久間裕美子,丸山ゴンザレス 発売…

留学とコロナ

今回は私自身が新型コロナウイルス感染症を起因とする騒動で学んだこと、感じたことを書きます 実は私昨年の秋より海外留学をしていて、この度の新型コロナウイルス感染症を起因とする騒動により留学を途中で断念して帰国しました。2週間以上前に帰国し現在…

100年かけてやる仕事 -中世ラテン語の辞書を編む-

こんにちは 実用至上主義で文系科目が軽視されがちな昨今だと感じます。文系学生の私としては自分の勉強がきっと将来何か自分の役に立つと思っていますがやはり意味を見いだせなくなってしまう時もあります。 今回は金にならない仕事に価値を見いだしてそれ…

文章読本(著:谷崎潤一郎) ②文章の上達法

前回に引き続き谷崎潤一郎の『文章読本』に文章を書く極意を学びます。 前回の記事はこちら↓ kitaabooks.hatenablog.com 文章の上達法 著者は日本語に明確な文法がないから、文法通りに書けていることが名文であるとは言えないそうです。名文たる正確な条件…

文章読本(著:谷崎潤一郎) ①文章とは何か

今回は谷崎潤一郎に文章の書き方を学びます。文章を書くための大切なエッセンスが詰まってましたので、2回に分けてご紹介したい次第です。 文章を書く極意は文筆を生業とした小説家に習うのがふさわしいでしょう。私であればブログを書いていますし、何か学…

いとも優雅な意地悪の教本

お久しぶりです 夏休みに入り久々の投稿になります。 夏は本屋で面白そうな本を大人買いして読んでやろうと企んでますので、また投稿した時にはよかったら読んでください。 今回は橋本治の『いとも優雅な意地悪な教本』の紹介です。 いとも優雅な意地悪の教…

謎の国家ソマリランド ーそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリアー

読書の効用として誰かの経験を追体験できるというのが挙げられますが この本を読むのはただの追体験ではないと先に強調しておきましょう 謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫) 作者: 高野秀行 出版社/メーカ…

【映画】『Make us dream』

サッカーはお好きですか? 私は好きなのですが、こういったスポーツのドキュメンタリーはさらに好きです Make Us Dream (字幕版) メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る この映画はイングランドの名門サッカークラブ、リバプールとスティーブン…

僕は君たちに武器を配りたい

今回は瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』です。 社会で生き抜く武器となる知恵を授けてくれる一冊です。 僕は君たちに武器を配りたい 発売日: 2011 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る これから社会に出る若者へ向けた本ですが、社会人なら…

メディアはマッサージである ー影響の目録ー

表紙のインパクト、タイトルの意味のわからなさから買って読んでしまいました笑 メディアはマッサージである: 影響の目録 (河出文庫) 作者: マーシャルマクルーハン,クエンティンフィオーレ,加藤賢策,Marshall McLuhan,Quentin Fiore,門林岳史 出版社/メーカ…

難民問題 ーイスラムの動揺、EU の苦悩、日本の課題ー

難民問題 - イスラム圏の動揺、EUの苦悩、日本の課題 (中公新書) 作者: 墓田桂 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/09/16 メディア: 新書 この商品を含むブログ (8件) を見る 墓田桂の『難民問題ーイスラムの動揺、EU の苦悩、日本の課題ー』 第4章だ…

読書という荒野

見城徹が自己の人生を振り返りながら読書論を展開します。 読書という荒野 (NewsPicks Book) 作者: 見城徹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/06/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 血なまぐさい読書 読書というのは激しい体験をさ…

【漫画】二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

漫画ですよ。 自分も中学受験の道を通ったなあ笑 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス) 作者: 高瀬志帆 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/02/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る 高瀬志帆の『二月の勝者 ー絶対…

『思考の整理学』 頭が良くなる雑談とは?

『思考の整理学』を読んでの雑多な考えです。というより、普段行っている雑談のテイストを変えてみませんかという提案です。 雑談とゴシップ ゴシップって他人からの食いつきがよく、何かゴシップネタがあればそれだけで会話がどんどん進んでいくものです。…

思考の整理学

外山滋比古の『思考の整理学』。本屋に行く度に「東大生、京大生に売れてる!」みたいな文句が目を引きます。 思考の整理学 (ちくま文庫) 作者: 外山滋比古 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1986/04/24 メディア: 文庫 購入: 91人 クリック: 844回 この商…

完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込

どうも、お久しぶりです。 試験期間でしたのでしばらく書けない状態でありました。 ただ勉強の合間に読書はしてましたので少しばかりストックはできたと言ったところです。 完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫) 作者: 若林正恭 出版社/メーカ…

スクラップ・アンド・ビルド

羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』を読みました。第153回芥川賞受賞作です。羽田さんがテレビのバラエティ番組に出演しているのを見たところから、作品を読んでみたくなったのです。 スクラップ・アンド・ビルド 作者: 羽田圭介 出版社/メーカー: 文…

動物農場

ジョージ・オーウェルの『動物農場』を読みました。ジョージ・オーウェルの代表的なディストピア小説ですね。 動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) 作者: ジョージ・オーウェル,水戸部功,山形浩生 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/01/07 メディア:…

はじめまして

はじめまして、kitaabooksといいます。 合間を見つけては読書をする大学生です。 ブログというのは初めてで、読んだ本の内容や感想をアウトプットしてみようと思って始めました。ある意味自己投資的な部分が大きいかと。 まず現時点では自分が読みたい本を読…